【アテネ】 リカビトスの丘よりのアテネ市街。アテネでは、所々に切り立った岩の丘がそびえ立っている。パルテノン神殿もそんな丘の上にある。その中で、このリカビトスの丘が一番高い。陽が沈む頃、夕陽に染まったアテネの街が美しく見渡せた。
【アテネ】 パルテノン神殿。教科書の挿絵で見ていた頃は、実際に見るなどとは夢にも思はなかったのだけれど…感激である。
【デルフィ】 アポロン神殿跡。剃刀で切ったような近景が、霞んだ遠景に包まれ、つかめそうな空間感覚を創り出していた。古代の人が、ここを「大地のへそ」と言った意味が、わかるような気がする。
【ピレウス】 エメラルドグリーンの海。どうしてエーゲ海は、こんなにも美しい色なのだろうと。ため息が出てしまう。
【サモス島】 少々気だるいサモス島の朝。ここでは時間が、恐ろしい形相で、追いかけてはこないようだ。