【敬虔なイスラムの祈り】ガージャール朝の王宮として使われていたガレスターン宮殿は、ペルシャ様式の庭園が、美しく保たれていた。その庭の手入れの彼らも、祈りは欠かさない。

　エスファハーンからテヘランまでは、バスで約7時間、12,600リヤール(1.6ドル)。座席も横3列とゆったり。上にコップが吊るされていて、それでキーンと冷たい水を飲む。エアコン以外は、言うことなし。そのエアコンも、動き出してしまえば、こちらのもの。

エスファハーンからテヘランまでの道は、相変わらずの、見晴らし素晴らしい荒野がつづく。

　けれど時々故障の一服。こんな時、他の国なら男どもは一斉に立小便なのだが、イランではそんな姿は見かけない。私もグッとつつましく。女性の苦労が身にしみて。

　レストラン瀬里奈で記念のキャビア寿司。この二個で、49,500リヤール(6.2ドル)。エスファハーン、テヘラン２往復の値段。緑のラベルは、イランのノンアルコールビール。味は、両方とも、残念ながら私の好みに合わず。

　ゴミの回収作業は夜のうちにするらしい。イランの町を美しく保つ、縁の下の力持ち。

　イランの家のドアノッカー。右と左が同じ物ではない。来客が、男か女か、その違う音色で聞き分けるそうである。