ダレイオス1世によって建設が始められ、その子クセルクス1世の時に完成したというペルセポリス。政治上の首都というより、宗教上の首都の意味あいが大きかったらしい。そのペルセポリスのアバダーナ(謁見の間)は36本の柱で支えられていたという。
【緯度経度】 29.9352, 52.889614
28の属州を現す臣民が支える玉座の上に、ダレイオス1世が座り、その上に、ゾロアスター教の最高神アフラ・マズダを現す翼ある日輪が描かれている。ダレイオスの権力奪取後、契約を象徴するミスラ神に代わって、支配を象徴するアフラ・マズダが主神に祀られたという見方は興味深い。
シラーズで、夕陽に染まった美しいレンガ風景を、通行人を入れて撮ろうと構えていたら、一人が立ち止まった。まっそれもいいかと、シャッターを押そうとしたら、また一人、また一人と、ごらんの直立3人組。いったい彼らは何を考えていたのだろう??とても不思議なのだけれど、気をつけの姿勢といい、絶妙の間隔といい、なんだか笑えてきて、とても気に入っている。
「無理ですよ」と言いたかったけれど、言葉がわからないし、助手席からも覗いているからと思って見ていたら、案の定ギリギリと擦って、横一文字の凹み。どうするのかと見ていたら、朱色の車のドライバーはグイと車を前に押し、出てきた白い車のドライバーは、布で傷をゴシゴシ擦る。擦ったって傷は落ちやしない。けれど、それでおしまい。「まあいいかっ」といった感じで発車していった。ところでフェンダーミラーはあまり使わないようです。