マラケシュ、アグノー門付近から。正面のアーチの向こうに見えるのが、高さ65m、ムーア建築の傑作と言われる、クトゥビアの塔。

　マラケシュの旧市街は、物々しい城壁で囲まれていた。まるで時間までそこに閉じ込めているかのように。

　メナラ庭園、12世紀に造られたものだそうだ。アラブの人たちは、水を満々と貯えた光景に、楽園の美しさを感じるのだろう。ここはかつてのスルタンの逢引の場所だったとか。

　ラマダンの上に雨もようとあって、マラケシュのシンボル、フナ広場も、少々閑散として。

　スークの中の広場にて、黒いベールで顔を覆う女性。この時も、写真を撮るなと横から抗議された。

　雨が降り始めたフナ広場。人々はやってきたタクシーに一斉に飛び掛る。入ったもの勝ち。