旅に出よう ゆれる心に 耳を澄ませて
旅・写真集 No.066
Varanasi 1 (India) [バナーラス] 1999.3
【旅に出よう】 第7部 第3章 インド再び No.107 第1話 ヴァラナスィーの沐浴
【緯度経度】に関して
Banaras
ガンガーに昇る朝日。赤く染まった川面から来る風が、朝はまだむしろ肌寒い。
 
Banaras
 ガート(階段状の堤)では、沐浴する人あり、お祈りする人あり、洗濯する人あり、顔を洗う人あり…、祈りの場であると同時に、生活の場でもあるようであった。
 
Banaras
 聖なる河ガンガー、この河で沐浴すれば、あらゆる罪が清められるという。年間100万人を越えて巡礼者が訪れるそうだ。まさにインドの人の、心の拠り所というべきなのかもしれない。
 
Banaras
 日が昇るとともに、岸辺の陽射しは強くなり、ガートは焼けるように暑くなる。
 
Banaras
 ガンガーに祈る人。
 
Banaras
 此処で洗濯すると、何かご利益があるのだろうか。結構多くの人が洗濯をしていた。
 
Banaras
 牛も気持ちよさそうに「沐浴」して…
 
Banaras
 日が西に傾くと、川面をすべる風も、一段と涼しさを増して…。
 
Banaras
 日の暮れかかったガンガーで瞑想をする行者。静かにすべるように流れるガンガーの川面は、止まるを知らぬ時の流れの象徴のようにも思えて…。